山内由紀人『三島由紀夫、左手に映画』(河出書房新社,2012)レビュー!

や行の著者

概要

始めに

山内由紀人『三島由紀夫、左手に映画』についてレビューを書いていきます。

目次

映画が語る生涯
映画の愉しみ
映画、演劇、舞踏
戦後映画ベストテン
外国映画誌
日本映画誌
原作映画の世界
映画と文学
ジャン・コクトーと映画
鶴田浩二とやくざ映画
映画『からっ風野郎』と俳優宣言
映画『人斬り』と昭和四十年代
映画『憂国』の運命

三島由紀夫と映画の関わり

『三島由紀夫映画論集成』があって、三島の映画への関心は広く知られていますが、この著作は三島と映画との関連について論じています。『三島由紀夫映画論集成』と比べて、こちらの方が安価で手に入りやすいです。

 三島由紀夫の家庭小説(『永すぎた春』『潮騒』)などにはハリウッドのスクリューボールコメディなどからの影響が顕著です。そうした作品の制作背景について、本書から推し量る事ができます。本著では三島のルビッチへの傾倒を知ることができます。

信者向け?

三島由紀夫関連の本だと、よく信者が書いた信者向けの三島礼賛本になってしまっていることが多いです。この著作も、まったくそうした傾向がないとはいいませんが、けれども三島由紀夫と映画との関係についてコンパクトにまとめた文献が乏しいなか貴重な資料であることは事実です。

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