芸術,美学

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意図の美学と文学批評。反意図主義的ムーブメント

コンテンツノエル=キャロルの制限付き意図主義ノエル=キャロル以降の制限付き意図主義とかは規範性のなかでの合理的意図によって解釈を制約するし、アートワールド論もそれが可能になる制度論を記述しています。 ノエル=キャロル以降の制限付き意図主義は...
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ウォルトンのごっこ説とは。その制度論と規約主義の射程を解説。

コンテンツごっこ説ウォルトンのごっこ説は、虚構をめぐる実践を「何が表象されているか」ではなく、「どのような行為が行われているか」という水準で捉え直した点で、きわめて洗練された虚構理論です。とりわけ、フィクションを信念の欠如や偽信念として処理...
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信頼できない語り手とは。ブースからナラトロジーへ。

コンテンツブースの議論ブースの「信頼できない語り手」 という語は倫理的で修辞的な語であって、語りの焦点化や情報量の制約を技術的に扱うための道具ではありませんでした。だからこそ、ブース自身が語り手の態度や価値観のズレを「信頼できない」と名指す...
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ジャンルとはなにか。日常言語の意味論から

コンテンツジャンルと定義ジャンルという概念は、芸術史や文化史のなかでしばしば「定義されるべきもの」として語られてきたものの、実際には、日常言語のカテゴリーと同じく、外延・内包・歴史的文脈・制度的実践といった多層的な次元で機能する道具的な記号...
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アートワールドと行為論。芸術的な実践とは

コンテンツアートワールドとは 「アートワールド」という言葉は、美学や芸術哲学で使われる専門用語で、とくにアーサー=ダントーが有名にした概念です。 アートワールドとは、芸術作品を「芸術」として成り立たせるための社会的・文化的な枠組み全体を指し...
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ポリフォニーとはなにか。イデオロギー批評、オープンダイアログとの関係

コンテンツ思想的背景バフチンはフッサール、キルケゴール、ベルクソンなどから影響されています。 フッサール現象学の間主観性(他者の意識は閉ざされたものではなく、関係性の中で現れる)をバフチンは強く意識していました。ただしフッサールの「志向性の...
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プロップの物語論の真意。そしてレヴィ=ストロースからボイヤーへいたる物語一般のパターン。

コンテンツプロップの民話分析 プロップの物語論というのは、ロシアの民俗学者 ウラジーミル=プロップ が提示した、物語の構造を形式的に分析する理論です。特に有名なのは著書『昔話の形態学 』です。 ここでプロップはロシアの魔法昔話を大量に分析し...
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オリエンタリズムとはなにか。サイードの分析

コンテンツオリエンタリズムとは 「オリエンタリズム」は、パレスチナ出身の文学研究者エドワード=サイードが1978年に発表した著書『オリエンタリズム』で広く知られるようになった概念です。西洋が「東洋」をどのように描き、理解し、支配してきたかを...
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ホモソーシャルとは何か。セジウィックの分析とその理論的欠点と可能性

コンテンツ背景 「ホモソーシャル(homosocial)」という言葉は、社会学や文化研究・ジェンダー研究で使われる概念です。簡単にいうと 「同性同士の間でつくられる社会的な結びつき」 を指します。学術的な背景 この語を広めたのは、批評家 イ...
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精神分析と文芸批評について解説。精神分析批評はオワコン?

精神分析と文芸批評について解説します。精神分析批評はオワコンなのかについて、解説します